テーマ:読書

セラピストの物語 物語のセラピスト

「セラピストの物語 物語のセラピスト」 小森康永、野口裕二、野村直樹 日本聞き書き学校を数日後に控えて、のんびり読書をしている余裕はないはずだ。でも、そういうときほど読んでしまうものでもある。 第7章は吉野淳一の「宮本常一から学んだ「教えてもらう」」が気になった。自死遺族の聞き取りを行った経過と報告である。宮本の教えてもらうと…
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生は他者への生である

波多野精一  生は他者への生であり  他者との交わりにおいてのみ成立する 昨日、天野先生をお迎えに行く途中、ちょっと寄り道をした。千厩町愛宕山にあったはずの波多野精一の碑に久しぶりに対面。高校時代に、授業をさぼっていつも遊びに来ていた愛宕山、昔は本当に山だったが、今は平らになっている。  「西洋哲学史要」の著者で知られる哲学者で…
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加藤敏先生の「レジリアンス 文化 創造」を読む

明日は天野良平先生をお迎えして、藤沢の聞き書き仲間で語り合う予定。  わたくしは天野先生のご要望により、レジリアンス、社会的処方、生活モデルについて話す予定。  改めて加藤敏先生編著「レジリアンス 文化 創造」(金原出版)を読み返している。  深い内容。読み返すたびに新しい発見がある。  オイディプス王、それに続くコロノスのオイ…
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山口鶴子先生から終末期に関する論文をいただく

終末期の診断は不可能である.  高齢者終末期の四者判断モデル  終末期の診断はできないが,本人や家族,専門医,在宅医の判断の総和として終末期の判断をしている.   私は,以前,3つのことが出来なくなったら,それ以降の治療について立ち止まりもう一度考え直すようにしていた. 食べる 歩く 話す しかし,最近,…
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レジデントノートを読む

今日は時間に余裕があり,菅野哲也先生のお蔭で羊土社から贈っていただいたレジデントノートを読んだ.PPIやNSAIDSで引き起こされる下痢を良く経験するが,顕微鏡的腸炎の概念を初めて知った.不勉強である.
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画像でも血液検査でも診断できない病気を学ぶ

これまで画像診断や血液検査で診断できる病気を主に勉強してきた. へき地では日常的に自分の診断の正しさを検証することが難しいから,勢いそうなる. 昨年,同級生の箕輪良行先生の編集しためまいの本を読み,BPPVをようやく理解できた. 出会う頻度が高く,画像診断でも血液検査でも診断できない病気である. しかし,身体所見と病歴で…
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今年一番勉強になった医学書

 私はこれまでめまいの診療が苦手だった.  しっかりとした訓練を受けたことがない.  しかし,外来には毎日曜にめまいの患者がやってくる.  まずはBPPV良性発作性頭位めまい症を外来で迅速に診断することを目標に勉強を始めた.  Dix-Hallpikeをマスターする.  Epleyをマスターする.  ネット上…
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ラス・カサス著「インディアスの破壊についての簡潔な報告」を読む

コロンブスの「アメリカ発見」に続く,スペインの新大陸進出における,スペイン人のインディオへの迫害,圧迫,虐殺の報告書である.スペイン皇太子に提出し,スペインの植民地政策を変更するように求めている書である. 征服者(コンキスタドール)として新大陸に渡り,キューバなどの征服戦争に参加し,植民者として開拓事業にも関わった.その後…
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おくのほそ道を読む

平泉のことを少し勉強したいと考えて,なぜか,おくのほそ道を読んでみた. 芭蕉が平泉を訪ねたのは,1689年元禄2年のことである. 奥州藤原氏が滅亡した1189年文治5年からちょうど500年後である. あこがれの旅の歌人西行ゆかりの地であるが,芭蕉の滞在は随分と短い. 平泉の段は名調子である. 三代の栄耀(えよう…
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「複雑系の世界」を読む

メラニー・ミッチェル著,高橋洋訳「ガイドツアー複雑系の世界 サンタフェ研究所講義ノートから」 毎年夏に1冊はしっかりと本を読むようしている. この夏は複雑系の本を読んでみた. 「脳,昆虫のコロニー,免疫系,細胞,世界経済,生物進化などの,私たちが複雑で適応的だと考えている自然界のシステムは,どのようにして基盤となる単純…
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秋山正子さんの近刊本推薦文が医学界新聞に

http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/pdf/3037.pdf 秋山正子さんの「在宅ケアのはぐくむ力」は医療,看護,介護に関係する皆さんにぜひ読んでい戴きたい. お家に帰れる人を一人でも増やしたい. 話す能力はあっても,話相手,話すべき内容,話したいことがなければ,やがて話せない人にな…
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山﨑亮著「コミュニティデザインの時代」を読む

私が藤沢で20年間,ぼんやり思っていたことが,明瞭に言葉になり,歴史的な俯瞰もあり,豊かな実例もあり,驚いた.メディカル・スタジオのイベントでご一緒し,お話をうかがうチャンスがあったのだが,やむを得ない事情で拝聴することなく帰宅してしまった. とても残念だったような,しかし,結局本も読んではいなかったので,出会うのが早すぎ…
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忠実なイアーゴ(オセロ)に人格の首尾一貫性の不在を読む

シェークスピアの悲劇で最も魅力的な作品はオセロである. イアーゴは将軍オセロの信頼を利用し,副官になれなかった嫉妬から復讐を試みる. その場その場をうまく言いつくろい,人を悪用し,信頼にくさびを入れて破壊する. すべての人を不幸に陥れる人間の業である. ある局面で正しそうであること,立派そうであることも人格の首尾…
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パリスに人格の首尾一貫性を思う

しばらく文献表に出てくるIliadの意味が分からなかったがホメロスのイリアスである. この長いトロイ戦争にまつわる物語でわたくしが最も注目していて,気になるのがパリスである. まさに波乱万丈の人生であるが,言い訳をせず,迷わず運命を生きて,死すべき人間として最期を迎えている. 見方によってはとんでもない迷惑な人であ…
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大阪の橋ものがたりを読む

江戸の八百八町に対して浪速の八百八橋といわれるが,それほど多くの橋はないようだが,水の都大阪は様々な意匠を凝らした橋であふれている. 水面から橋までの高さが異様に小さいのも特徴で,水上バスは極めて平べったい形をしている. 4月に大阪に出かけたときに水上バスに乗り橋を見ることが出来た. 橋好きにはたまらない時間であっ…
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つるカフェのポスター入手

本日,心待ちにしていたつるカフェのポスターが届いた. 2部いただいた. なんと大きさはA2である. 私のプリンターでは最大A3ノビしか印刷できない. その倍の面積である. 写真家として第1歩を歩みだしたと錯覚するほどうれしい. 退職後は高校の写真部顧問を夢ているのだが,実績なしには就任できない. 最近,…
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ICFを学ぶ

ICFをしっかり学びたいと思う. 読んでみると本質は細部に宿ると知る. 共通する生活機能を分類し記載し改善するために,文化に依存する,主観に依存する面は排除されている. QOLを重視する文脈でありながら,あやふやさを排除している.
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副鼻腔炎について学ぶ

このところ副鼻腔炎について勉強中だ. 日本鼻科学会の診療の手引き,UpToDateのCRSを読んだ. 日本の副鼻腔炎診療はエビデンスに乏しいことを認めたうえで,エビデンスに偏らないガイドラインになっている. 今はこうなっているという現状がわかる. 一方UpToDateはクリアーカットだ. CRS with NP …
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2011年 ANCA関連血管炎の診療ガイドラインを読む

厚労省HPから公開されているガイドラインを半日かけて読み終えた. 経験が少なく,ANCA陽性の疾患は診断に悩む. 近隣に膠原病科がないので,大学病院など比較的遠くの面識のない先生に紹介せざるを得ない. たった100ページほどのガイドラインであるが,読み通すにも体力が必要な年齢になってしまったようだ. 読んだ甲斐はあり…
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道路掃除婦ベッポに学ぶ

野村直樹先生から時間に関する雑誌をいただいてから,やはり,一度は読まなければと思った. ミヒャエル・エンデ「モモ」である. 能率や効率に追われて,本来の目的,楽しさ,自分のあり方を見失っていたと思う. 道路掃除人ベッポはモモの友人だ. 「一度に道路全部のことを考えてはいかん,わかるかな? 次の一歩のことだけ,…
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WHO-FIC

WHO-FICとはWHO Family of International Claasificationsの略である. 日本語ではWHO国際統計分類とよぶ. 中心となるのは,次の3つ ICD 国際疾病分類 ICF 国際生活機能分類 ICHI 医療行為の分類(開発中) 写真は美しい藤沢町,高烏兎山の小焼け.
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遅まきながらICFを学ぶ

先日の猪飼周平先生の講演で,ICIDH,またそれの改訂版であるICFについて解説していただいた.地域包括ケアの必然性は支援観の変化であり,それはICFに表現されているというようなことだった. 早速,ICFの本を何冊か取り寄せてみた. ICFの基本がわかりやすく解説してある. 実践を通して理解をしていきたい.
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野村直樹先生からいただいた「こころと文化」 特集/時間と臨床を読む

野村直樹先生から教えていただいたことはたくさんある. ナラティヴの意味,文化人類学,ベイトソン,そして時間. 健康増進外来の勉強会にもおいでいただいた. 「光を見るために目があり,音を聴くために耳があるように,時間を感じ取るために心がある,人間にはね」とマイスター・ホラはモモに教えた..... 特集に当たって…
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雨の土曜日は猪飼周平先生の本を読む

ゴールウイークも様々慌ただしく終わり,久しぶりに一息ついている土曜日だ. 5月の岩手は良い. わが家の庭の花もも雨に濡れながらも楽しそうだ. 来週,プライマリケア学会で猪飼先生の講演があり,ご紹介する役目である. 「病院の世紀の理論」である. 3回ほど通して読んでみたが,読むほどに圧倒されてしまう. 病院の世紀の…
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物語る存在

ナイトスクールの意義 何故,住民と語り合うことが医療と関係するのか? ここしばらく考えて続けてきた. ようやく,物語,地域,正しく生きることがつながった. サンデル「これから正義の話をしよう} 第9章 互いに負うものは何か? 忠誠のジレンマ 物語る存在 (p286) マッキンタイアは物語的な考え方を提唱す…
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神託回避が神託成就を招く-ギリシャ悲劇

私はほとんどテレビを見ない. せっかく現代に生きているのに,いつも過去の世界からタイムマシンできたような寂しさとわくわく感で生きている. 最近,NHKオンデマンドで初恋,セカンドバージンを見た. 恋する齢を過ぎ,ようやくドラマを見ることができるようになった. 二つ共にとても良くできたドラマであっという間に見終えてしまった…
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二日続けて休めるときには数学を

藤沢病院は土曜日も診療をしているので二日続けて休める日は,年間を通して少ない. 大抵は山に登る,スキーをする,数学をするのいずれかになる. このところ数少ない弟子たちの心配事があり,こんがらがっていた. 問題の立て方が間違っているか,解き方がマジがっているかだ. 今回は代数の歴史を読んだ.数学の基礎を復習しながら進む…
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山口鶴子先生から,驚くべきクリスマスプレゼント

昨日,順天堂大学大学院の山口鶴子先生が診療応援に来てくれた. 先生の次回の診療応援は1月5日である. 一足早いクリスマスプレゼントをいただいた. この本である. 先生は医師になる前に,哲学を研究されていた. そして,在宅医療やケアを巡って研究と実践をしている. フッサールの現象学を基礎とした医療とケアを研究することが…
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旧約聖書を読む

物語ること,その典型は,イーリアス,オデュッセイア,旧約聖書,史記,三国志,新約聖書,古事記,日本書紀などがあげられる.この十年間細々と読み続けてきた. 先日自治医大を訪問した際に,精神科の加藤教授のお部屋を訪問し,つい口が滑って「このところ繰り返し聖書を読んでいます」と言ってしまったところ,先生は「どの本で」言われてすぐにそ…
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